
エックスサーバーでホームページを動かしている方に、知っておいてほしい変更があります。サイトの改ざんを毎日チェックしてくれる「Web改ざん検知」が、2027年10月13日で終わります。
代わりに始まったのが「XServer サイトセキュリティ」です。プレミアムプランとビジネスプランなら、1サイト分を無料で使えます。改ざんのチェックに加えて、これまで見ていなかった種類の弱点(脆弱性)まで診断してくれるので、正直、使わない理由はあまりありません。
ただし、自分で設定しないと有効になりません。この記事では、自分が対象かどうかの確かめ方と、サーバーパネルでの設定手順を説明します。内容は2026年11月1日時点の公式発表とマニュアルをもとにしています。
結論:何が変わる?
- 「Web改ざん検知」は2026年10月13日に新しい申し込みを終え、2027年10月13日に提供を終了します
- 後継の「XServer サイトセキュリティ」が、プレミアム・ビジネスプラン(XServerビジネスは全プラン)で1サーバーにつき1サイトまで無料になりました
- 無料枠は自動では有効にならないため、サーバーパネルで設定が必要です。これまでの診断履歴は引き継がれません
あなたは対象?確かめる方法
まず、契約しているサーバーのプランを確かめます。XServerアカウントにログインし、契約中のサーバーのプラン名を見てください。
- プレミアムプラン:無料で使えます(診断するページは1ページ)
- ビジネスプラン:無料で使えます(診断するページは50ページ)
- XServerビジネス:全プランで無料で使えます(診断するページは50ページ)
- スタンダードプラン:無料提供の対象外です
次に、これまで「Web改ざん検知」を使っていたかどうかです。使っていた場合は、2027年10月13日までに切り替えが必要です。使っていなかった場合も、対象のプランなら新しく無料で始められます。
制作会社にサーバーの管理を任せていて、プランが分からない場合は、制作会社に「エックスサーバーのサイトセキュリティの無料枠は設定済みですか」と聞いてみてください。それで話が通じます。
XServer サイトセキュリティで何が分かる?
診断は大きく2つです。
- Web改ざん検知:サイトが書き換えられていないか、不正なプログラム(マルウェア)が仕込まれていないかを、毎日1回チェックします
- 脆弱性診断:XSSやSQLインジェクションなど、外から攻撃される入り口になりやすい弱点がないかを調べます。頻度は、プレミアムプランで月1回(年1回や「診断しない」も選べます)、ビジネスプランでは毎日・週1回・月1回などから選べます
問題が見つかったときは、登録したメールアドレスに通知が届きます。通知先は5件まで登録できるので、自社の担当者と制作会社の両方に届くようにしておくと、見落としが減ります。
【野澤さんの実体験:改ざんや不審なファイルに気づくのが遅れて困ったお客様の例、または早めに気づけてよかった例】
無料でできる設定手順
ここでは、エックスサーバー(プレミアム・ビジネスプラン)での手順を紹介します。
- サーバーパネルにログインし、[サイトセキュリティ]を開く
- [無料提供]の欄にある[サイトセキュリティ設定を追加]を押す
- 診断を始めるURL(自社サイトのトップページなど)と、通知先のメールアドレスを入力する。通知先を増やすときは[通知先メールアドレスを追加]を押す
- メールアドレスごとに、脆弱性診断とWeb改ざん検知の通知のタイミング(「問題が見つかったとき」など)を選ぶ
- 確認事項を読み、利用規約と個人情報の取り扱いへの同意を含む3つの項目にチェックを入れて、[追加する]を押す
最初の診断は、次の自動診断のタイミングで行われます。設定したその場で結果が出るわけではないので、数日後に通知メールや診断結果を確かめてください。結果は、サーバーパネルの一覧にある[ログイン]から開く診断パネルで見られます。
通知のタイミングは「問題が見つかったとき」にしておくのがおすすめです。「診断が完了したとき」にすると毎回メールが届くので、慣れてくると読まなくなってしまいがちです。
「Web改ざん検知」を使っていた人の注意点
- 新しい設定を追加した時点で、「Web改ざん検知」の自動診断は止まります
- 登録していたURL、診断の設定、診断の履歴は引き継がれません。必要なものは、切り替える前に画面を印刷するかスクリーンショットで残しておきましょう
- 「Web改ざん検知」のデータは、提供終了後に削除されます
- いったん設定を削除すると、古い「Web改ざん検知」の自動診断は再開しません
無料枠を使うときの注意点
- 無料で設定できるのは、1つのサーバー契約につき1サイトまでです。2サイト目以降は有料プランの契約が必要です
- 診断できるのは、自分が管理しているサイトか、管理者から許可を得たサイトだけです
- サーバーのプランをスタンダードに変えると、無料の設定は削除され、診断も止まります
- 有料で「XServer サイトセキュリティ」を契約していた場合は、無料提供への切り替えと残りの期間分の返金を申し込めます(サポート窓口へ問い合わせ)
手間をかけたくない場合
「サーバーパネルに入ったことがない」「複数のサイトをまとめて見てほしい」という場合は、XROSS Designが設定を代行します。通知が届いたときの確認や対応まで含めて、保守契約でお任せいただくこともできます。料金は【料金:野澤さんが決める】です。
よくある質問
今は何もしなくても、すぐに困ることはありますか?
すぐにサイトが止まるような変更ではありません。ただ、「Web改ざん検知」を使っていた場合は、2027年10月13日を過ぎるとチェックが止まります。無料枠は今すぐ使えるので、気づいたときに設定しておくのが手間も少なく済みます。
診断で問題が見つかったら、どうすればいいですか?
まずは慌てずに、通知の内容を確かめてください。WordPressのサイトなら、WordPressが改ざん・乗っ取りされていないか確認する方法の手順で、状況を確かめられます。自社で判断が難しいときは、制作会社やXROSS Designにご相談ください。
WordPressのセキュリティプラグインと、どちらを使えばいいですか?
役割が少し違います。プラグインはWordPressの中から守る仕組みで、サイトセキュリティはサーバーの外側から定期的に診断する仕組みです。どちらか一方ではなく、組み合わせて使うと安心です。WordPress本体やPHPを新しく保つことも、あわせて大切です。
スタンダードプランの場合は?
無料提供の対象外です。有料で契約するか、プレミアム以上のプランに変えると無料枠を使えます。サイトの規模や予算によって合う方法は変わるので、迷ったら相談してください。
まとめ
- エックスサーバーの「Web改ざん検知」は、2027年10月13日で終わります
- プレミアム・ビジネスプランなら、後継の「XServer サイトセキュリティ」を1サイト無料で使えます。ただし自分で設定が必要です
- サーバーパネルの[サイトセキュリティ]から設定し、通知先には担当者と制作会社のメールアドレスを入れておきましょう
サイトの見守りはXROSS Designにご相談ください
XROSS Designでは、サイトセキュリティの設定代行から、通知が届いたときの確認、WordPressやPHPの更新まで、ホームページの保守をまとめてお引き受けしています。他社で制作されたサイトもご相談いただけます。保守の内容と費用の目安はWordPressの保守で何をしてくれる?月額費用の相場と依頼先の選び方で紹介しています。
あわせて、自社のホームページがAIの検索でどう紹介されているかは、XROSS CHECK(無料のAI検索チェック)で確かめられます。
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